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CCCは Closed house, Contents, and Corona の略。 略すとなんかかっこいい。 CCCを通じて、サイトの当面の運営方針を述べます。
Closed house
Closed house は僕の造語。話し合った内容は外に漏らさないという信用を前提に会議を進めることだ。メリットは社会常識とか、タブー観に捉われない議論や情報発信ができること。 僕はサイトをClosed house にしたい。 このサイトは僕から数えて知人の知人までの人脈で留まることを念頭に置いている。
理由は2つある。1つは僕の持つ情報や経験が、日本社会のマジョリティと必ずしも一致しないからだ。こうした情報を国内で流すと、1歩間違えたらまずいことになる。日本の現行法では、違法な「行為」をしなくても逮捕される可能性があるのだ。例えば、火炎瓶。どこかに/誰かに投げていなくても、作り方をネットにあげただけで犯罪の助長だとして捕まることがないわけでもない。ドラッグをやっていなくても、精製方法を書いただけで捕まった人も知ってる。先月も青井硝子という人が非犯罪薬物の精製方法を本にして捕まった(詳細は本記事最後)。日本の法整備はそれだけで特集が組めるボリュームなのでこれ以上は割愛するが、変な疑いをかけられたくない。
2つ目はサイトの運営方針からだ。沢山の人の助けがあって、僕は既に損失の半額を回収できた。そこで当時思い描いていたクラウドファンディングをやめて、支援してくれた友人、先輩後輩のために、コンテンツ勝負をかけることにした。第三者の目が入らなくなった今、より踏み込んだ事が書ける。でも、情報が漏れたら本末転倒だ。以上の理由からClosed house をお願いしたい。
Contents
この章では、本サイトが扱う予定のジャンルを簡単に紹介する。
Not 正攻法
これは、無駄に人生遠回りした中で編み出した一発逆転の立ち回り方を紹介したい。少ないお金で留学する方法、学校に通わず言語を学ぶ方法、などなど。
800字
ざっくり言うと天声人語の下位互換。勿論、いい文章を書く最大限の努力はする。主張を明確にして、論じる文章だ。僕は記者になりたいので、文章のトレーニングとして定期的に小論文を書くことにした。それをここにあげる。最低、1週間に1記事は載せる。
旅
旅といっても、バックパッカーの旅。代理店を通したり、ツアーに参加したりせず、自分でコーディネートする旅だ。正直、平均的日本人は旅リテラシーが低い。例えば、1週間以上海外に行くのに、シムフリーのスマホを持っていかないでwi-fiをレンタルする人がいる。多くの人が必要な情報は「地球の歩き方」全て入ってると思って、最後のページに載ってる「イ○トのwi-fi」を1日1000円以上出して借りてる。スマホをシムフリーにして現地対応のシムカードを買えば、1000円強で14日間生き延びれるというのに。しかもシムカードだと、wi-fiには付いてこない現地の電話番号も貰える。後日記事にするが、途上国に於いてはwi-fiよりもローカル電話番号の方が有能になることがある。このジャンルではこうしたティップからあんまり有名じゃない海外の秘境まで幅広く紹介したい。
確かに、このご時世に留学とか旅とか書くのは不謹慎という意見もある。僕の友人たちも、努力の末勝ち取った留学から戻ってこないといけなくなった。住んでる寮の留学生は本国に呼び戻された。隔離要請の中で、書く記事ではないかもしれない。でも、あえて発信し続ける。当たり前のように享受していたグローバリゼーションの恩恵、つまりヒト・モノ・カネの移動の自由は病魔という目に見えない敵の前に打ち砕かれている。いつまで続くか分からない世界規模の危機に希望を失う人も出てくるはずだ。だからこそ、僕たちは将来に希望を持たないといけない。目の前に絶望が広がっていても、いつかはこの負のトンネルから抜け出せることを信じないとやってけないのではないか。不謹慎とも思われる記事を書くのは、トンネルを出た先の明るい光景をかき消さないためだ。いつか必ず流行が終わって、また人々が自由に移動できるようになる。そんな未来に思いを馳せられるように、旅のジャンルを活用したい。
アングラ
サイトがClosed house になった元凶。ダークな記事は基本ここに入る。好きな人は好きになるし、「こいつ何言ってんだ?」ってなる人もいると思う。アングラの事は嫌いになっても僕のことは嫌いにならないでください。
思想
僕が色んな意味でトリップしていた時に考えていた事や、前から考えていた事。カルチュラルスタディーズ、宗教、科学、哲学などなど。ここに載せた記事を全てまとめて、参考文献を付けたら、もうそれだけで卒論になる気がする。一番内容が濃いのはここになると思うけど、それが一番面白いジャンルであるかは別問題。
Corona 関連は落ち着くまで書かない
僕はコロナを通じ、不幸にもめちゃめちゃ思考が豊かになった。僕がヨーロッパに移った時、感染の中心はアジアだったので、当然現地での居心地は良いものではない。逆に帰国した時は感染の中心はヨーロッパになったので日本での居心地も良くない。現に破産しそうになった。コロナが与え続けた試練は、僕にたくさんの事を感じさせ、考えさせた。だが、それらを今書くのは不謹慎だと思う。苦しんでいる多くの人を前に、理論を並べることはご法度だ。それに、今の社会は帰国者を「危険区域からウイルスを持ち込んだ害悪」として見る傾向が強い。一連の報道や為政者の発言も緊急事態の原因を国外に見出している様に映る。そんな状態で何を言っても、発言は独り歩きして良くない方向に解釈されるだろう。
加えて、専門家でもない僕の意見は読んだ人をかえって不安する危険がある。空港での検疫の緩さを指摘したツイートがバズっている。DAIGOさんの検疫批判動画も2日で25万再生された。でもそのバズりは行政の施策を揺るがすことはなかった。むしろ、「ぬるい検疫を経て多くの人が日本に入ってくる」という恐怖イメージが先行し、市民の不安感情を逆なでしてしまった。僕も日本の対応は甚だ疑問でみんなに共有したい。しかし、共有するとかえって混乱を招くのでコロナに関してはしばらく沈黙を貫く。
以上が今後の運営方針です。オンライン授業が始まるまでの1週間強で、なるべく多くの記事を書けるように頑張ります。
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